ROMANCING SA・GA ORIGINAL NOVEL ‐WAR ZONE‐             

   -MARDIAS WOALD GUIDE-

ここでは「WAR ZONE」の舞台となる“マルディアス”の世界を紹介しております。
マルディアスで使われている術法・宗教等、ゲーム内容を踏まえつつ、私オリジナ
ルの世界観もかなり加わっており、かなり違う「ロマサガ世界」になっております;
これ位だったらネタバレしないかな〜と言う程度に書いてありますが;
物語のお供にして頂けると幸いです。

★マルディアスについて
ホーク以下、8人の仲間達の冒険の地である“マルディアス”は、我々の住む地球とは“全く
別の世界”である。
地球より遥か彼方にある、地球とほぼ同じ惑星の中に存在する世界。
地球よりも小さな惑星だが、環境はほぼ同じである。一つの太陽と二つの月があり、マルデ
ィアスは惑星の南半球に位置し、二つの大陸と多くの島々によって形成されている。
またある伝承では実際には“3つの月が存在する”らしいが、学会では未だ発見されておら
ず、謎のままである。
大陸が出来たのは遥か昔、しかし人間が誕生して文明を持つ様になってから約2000年弱
しか経っていない、新しい世界である。
この世界を作ったのは古代の神の一柱である“創造神マルダー”とされ、“マルディアス”の
名はそこから名付けられた。

地球にはない鉱物も多く存在し、加工技術も開発されている。
しかし機械文明はまだなく、移動手段は徒歩や馬車、航海の際は帆船である。
主要都市では上下水道が完備されている。
また、未開の地や民族も多数存在し、中心都市との開発の差が著しい所もある。
現存する国家は、バファル帝国、ローザリア王国、騎士団領、クジャラートの4つ。
治安はその国家によってかなり差があり、中でもクジャラートは貧富の差が激しく、ギルドと
呼ばれる盗賊団が存在し犯罪が後を絶たない。
またバファル帝国は治安が良いとされているものの、商船が海賊に襲われる事態に悩まさ
れており、航海は決して安心出来るとは言い切れない。
またマルディアスには“サンゴ海”“イナーシー”“黒海”と呼ばれる3つの海がある。
サンゴ海とイナーシーは滅多に嵐が起こる事がなく、海路も充実しており航海する商船が多
い。
しかし黒海は嵐が多い為か船乗り達から恐れられ、近付く船もない。
デステニィストーンである“ブラックダイヤ”が眠っているとの噂もあるが、定かではない。

また、マルディアスの通貨は世界共通で“金(ゴールド)”か使われている。
ゴールドの他ジュエルと言う薄桃色の宝石も使われているが、これは修練所と呼ばれる訓
練所や、アクセサリーに使用される程度で余り価値はない。
また“ジュエルリング”と呼ばれる術法を防ぐ高価な指輪があるが、こちらは希少価値が高
く、硬度も色も違う全く別の宝石である。
★マルディアスに伝わる神話
創造神マルダーには、サイヴァと言う妻がいた。
しかし彼女は“破壊の女神”でもあった。
マルダーが作り上げた世界を破壊するべく、マルダーを始めとする他の神々に戦いを挑んだ。
サイヴァの力は強く多数いた神々と互角であった為に、戦いは長引いた。
戦いに決着を付ける為、サイヴァは自分の小指の先より一柱の神・エロールを産んだ。
しかし、小指の先はサイヴァの良心が唯一残っていた場所であった為、エロールは善そのも
のの神であった。
エロールは“光神”として他の神々と力を合わせ、破壊女神サイヴァを滅ぼし、古代神の戦い
は終わった。

長きに渡る激しい戦いでマルディアスは壊滅した。
神々はこの地を見捨てて去ったが、光神エロールと大地の女神ニーサだけが残った。
エロールとニーサは、世界復興の為に新たな神々を産んだ。
森の神シリル、海神ウコム、獣と月の女神エリスの三柱の神々である。
新たな神々は自らの領域に新たな生命を生み、そして人間も生まれた。
こうしてマルディアスは蘇った。

だが、それは同時に邪悪なものを生み出すきっかけにもなってしまった。
古代神の戦いの後に四散したサイヴァの体が時を掛け、一つに集まり、邪悪な神々を産んだ。
その骨からは死者の王デス、心臓から破壊神サルーイン、髪から闇の女神シェラハが産まれ
た。
三邪神は神々に戦いを挑んだ。
エロールは第二の月・愛の女神・アムトを産んだ。
エリスとアムトの二つの月の力で、デスの力を押さえ、冥府に追い落とし封印した。
長い戦いに決着を付けるべく、エロールは十種類の宝石に魔力を込め、結界を張った。
その十種類の宝石が“デステニィストーン”である。
シェラハにはエロール自ら“光のデステニィストーン”を付けさせ、その闇の力を封印、シェラハ
は記憶を失い、人間として世界を彷徨う事になった。
しかし、サルーインだけは屈しなかった。
エロールは世界中にデステニィストーンを配置したが、その結界まで追い込める者がおらず、
神々は絶対絶命の危機に陥った。
そこに現れたのが、伝説の英雄ミルザであった。
彼はサルーインの僕と戦い、勝利した“銀の戦士”と呼ばれる勇者である。
エロールは彼を神の戦士とするべく試練を与えたが、ミルザは見事にその試練を乗り越え、
神々の武器を手にサルーインに立ち向かい、その命と引き換えにサルーインを見事に封印
したのである。
エロールは彼を天界へと引き上げ、正義の神として永遠の命を与えた。
★マルディアスの宗教
マルディアスに初めて宗教が誕生したのは、紀元前2000年頃だと言われている。
マルダーが創造した人類である巨人が、マルダーとサイヴァを祀ったとされる記述が見付かっ
ているが、とある吟遊詩人が書き記したものらしく、真意は不明である。
現在の人類の多くが信仰している宗教は紀元前80年頃とされている。
この頃は人類が三邪神の恐怖に怯えていた時代で、蝋燭の炎や太陽、星等を“光神エロール”
の偶像として崇拝したのが始まりと言われている。
現在の“エロール教”の原点と言えるものであるが、当時は呪術的な崇拝が主流で生贄を捧
げる等をして祀っていたらしい。
新しき神々の崇拝・信仰は邪神封印戦争が終わってからの事である。
邪神を封印した神々への感謝と畏敬の念がその背景にあると思われる。
紀元前10年頃には、正義の神・ミルザを信仰する騎士団の創設がきっかけとなり、マルディ
アスの宗教は国家レベルにまで達したと言われている。
現在のマルディアス世界には、8万を超える宗教が存在していると言われている。
その多くはエロール教やニーサ教が教義の食い違いにより、分派したものである。
また、紀元前800年頃に出現した新興宗教も多数存在する。
その他、国家や民間の間で崇拝・信仰されている宗教も多数存在する。
また、デステニィストーンは魔術師等に信仰されている。
これは「全ての術法の根源はデステニィストーンにある」との考え方から来ているものである。
      
また、マルディアスには国家間の「宗教戦争」は記録されていない。
世界各国の神々がバランスを保ち、紛争を押さえている、との見方もあるが、実際には全ての
神が一つの神話から派生しているので、宗教論争が起こりにくい為だと言う。

術法名 デステニィストーン 反発する術法
火の術法 火のルビー エロール 水の術法
水の術法 水のアクアマリン ウコム 火の術法
土の術法 土のトパーズ ニーサ 風の術法
風の術法 風のオパール ウコム 土の術法
光の術法 光のダイヤモンド エロール 闇の術法
闇の術法 闇のブラックダイヤ 不明 光の術法
気の術法 気のムーンストーン ミルザ 邪の術法
邪の術法 邪のオブシダン 不明 気の術法
幻の術法 幻のアメジスト エリス・アムト 魔の術法
魔の術法 魔のエメラルド なし(神の力と対極にある純粋な知
力で出来ている為との記述がある)
幻の術法
★マルディアスの暦
マルディアスの1年は399日。
19ヶ月あり、1ヶ月は21日である。
季節は基本的に春夏秋冬ある様だが、極寒の地であるバルハラントは一年中冬であり、バファ
ル帝国の北側とサンゴ海は一年中真夏である。
また、ガレサステップは夜は肌寒く昼間は暑いと言った気温差があり、雨の降水量は比較的少
ない。
カラム砂漠は気温差が激しく、夜はマイナスまで下がる。
しかし、世界的に見ると平均に温暖で冬も比較的暖かく、夏が長いのが特徴である。
季節 月の名称
晴竜月
火竜月
水竜月
飛竜月
天狼月
気狼月
土狼月
海狼月
魔狼月
蘭狼月
天虎月
風虎月
地虎月
幻虎月
帝虎月
光鳳月
昇鳳月
魔鳳月
蘭鳳月


★魔族・魔王について
マルディアスには神に対して悪魔(魔族)・魔王といった存在は信じられていない。
しかし、その昔に一部の人間がその存在を信じていたという伝承が残っている。
この事はマルディアス神話とは別に伝わる「予言の書」に書かれているのだが、他の宗教から
「邪教の中の邪教」とされた上に著者は不明で、信憑性も余りないと言われている。
★魔族と「予言の書」について
予言の書には邪神封印戦争時に現れた「謎の子供」と、1000年後に再び邪神が復活する等
々の予言やデステニィストーンの謎についても事細かく書かれており、それには魔族や魔王の
事も書かれ伝えられている。
だがその書は異端視されてしまったが為に燃やされてしまい、現在ではメルビル図書館を始め
世界に数冊程しか残っていないと言われている。
しかし、予言の書を読み伝え聞いた人々の中には、信じている人も少数ではあるが存在し、邪神
復活を恐れながらも、その書に記されている「魔の世界の救世主」の出現を待ち望んでいると言
う。

予言の書に記されている「魔族」は、この世に光と闇がある様に、神と同じく存在していると言う。
その根源は、宇宙が出来る以前にまで遡ると言う。
宇宙が出来る前は全くの“無”で、そこから光と闇の二体の生命体が生まれ、戦った。
その激しい戦いで大宇宙が出来たと言う。
光の生命体は龍の形をしており、もう一つは闇が渦巻いた、無形の生命体であった。
彼らは宇宙の外側に住み、宇宙を見守る事にした。
この宇宙が出来た後、沢山の星々が誕生し沢山の生命が生まれ死んで行った。
その魂は自然と二体の生命体がいる宇宙外に集まった。
集まった魂は龍の生命体を「ヴァハムート」、無形の生命体を「アザトス」と呼んだ。
ヴァハムートは「光」の象徴として、「アザトス」は「闇」の象徴として全ての魂に崇拝された。
しかし彼らは二度と争う事は無く、「無」が作り出した、互いはなくてはならない存在として、ヴァ
ハムートは“第一神魔大帝”に、アザトスは“第二神魔大帝”と言う位に就き、宇宙外に「神魔界」
を築き、そこにまず天界と地獄界を作ったと言う。
それは宇宙に浮かぶ惑星と同じ様なもので、一つの星を天界、その下に作った星を地獄界とした。
最初に彼らの元に集まった魂は清らかだった為に、それらは神々や天使に任命された。
彼らは人の為に生きた奢る事ない清い魂を天界に、そして自己満足の為だけに生き、その為に
他人を傷付けたり人を殺めたりした魂を地獄に落とした。
同じ殺人や犯罪でも、あくまで他人の為や酷い報いを受けた事に対する復讐や仇討ち等は、神
魔界では許され、私利私欲の為に他人を騙し傷付けた者等は、容赦なく地獄に落とすのである。
しかし、宇宙が大きくなって行くにつれ、私利私欲の為に他の命を奪う邪悪な魂が急激に増えて
行った。
これを見兼ねたヴァハムートとアザトスは地獄を徹底管理する為、「魔界」を作った。
しかし、地獄の下に作られた魔界に降りて行こうとする神や天使は現れなかった。
だが、ある一人の天使が自ら魔界に行く事を志願した。
ルシファーと言う名の大天使である。
彼は光と闇の力のバランスが非常に取れていた存在だった為、他の神々からも一目置かれてい
た。
それがきっかけとなり、数多くの力の強い神々や天使が魔界に降り立った。
彼らは暫くの間“魔界神族”と呼ばれたが、やがて「魔族」と呼ばれる様になった。
そしてある時、地獄にいた邪悪な魂が魔界に総攻撃を掛け戦争が起こった。
邪悪な魂達は魔界の3分の1を支配、邪悪な魂達は神々や天使と同じ様に実体化し、自らを「邪
神族」と名乗った。
その時ルシファーを裏切り、邪神族の筆頭になったのがアンラ・マンユである。
その手下にはドゥルジ、アカ・マナフ等の6体を始め、他にも強力な邪神が存在しているらしい。
アンラ・マンユは宇宙全体を“必要以上の悪と恐怖”で支配し、「無」の力を悪用しようと、今も邪悪
な魂や存在を集めては大帝以下、神々や魔族と対立していると言う。
現在魔界にいる代表的な魔族は魔王ルシファーを筆頭にベルゼビュート、サマエル、シヴァ、ヴィ
シュヌ、インドラ、阿修羅、平将門公、織田信長公、甘寧興覇他、多数存在すると記されている。

尚、マルディアスの神である古代神やエロールらは、彼ら神魔界より派遣された下位の神々だと言
う記述がある。
その他生命の存在する惑星には、こうした神々が派遣され管理しているとも書かれている。
予言の書が弾圧・邪教扱いされた理由は、この記述が主な原因とされている。



参考文献 「ロマンシング サ・ガ大辞典」(NTT出版)
       「ロマンシング サ・ガ基礎知識編」(NTT出版)
       「ロマンシング サ・ガ デステニィガイド」(デジキューブ)
       「ロマンシング サ・ガ−ミンストレルソング−アルティマニア」(スクウェア・エニックス)
       「真・女神転生 悪魔事典」(新紀元社) 
       「悪魔事典」(新紀元社)

尚、上記設定は私POLIVEが長年の妄想の末に考えたものです;
魔界云々に関してはロマサガに限らず真・女神転生シリーズや、ドラゴンボール、ヘヴィメタルの影
響をモロに受けています;

物語・設定・登場人物等はフィクションであり、実在する宗教・団体等とは全く関係ありません。